《このワインについて》
マラグジアはギリシャで広く栽培されるブドウの一つで、桃やアプリコットのような熟したフルーツの甘い香りを持ちます。
12%の低めのアルコールのわりに、味わいには少しコクのようなものを感じるでしょう。
こういったものはスパイスをよく利かせた料理によくあいます。公式HPにもフードペアリングのおすすめとして「ハーブを使ったサラダやマリネ、アジア料理の前菜」がおすすめされています。
本格的なものを自宅でつくるのは面倒でも、スイートチリソースを買ってきてかけるだけなら簡単。ちょっとピリ辛な料理を食べたい気分の時、シャルドネやリースリングのようなベタな品種では負けてしまうかも。ぜひギリシャの「マラグジア」を思い出してください。
《生産者について》
日本ではまだまだメジャーとは言えないギリシャワイン。土着品種の国なので見慣れないブドウ品種ばかりなのが近寄りがたい要因ですが、地中海性気候の恵まれた環境のもと個性的で高品質なワインがたくさんつくられています。
ミロナス・ワイナリーは1917年設立と、なかなかの歴史があるワイナリー。首都アテネから40kmほどのところにあります。
現当主で3代目のスタティマス・ミロナス氏は、大学で化学を専攻したうえにWSETのディプロマを取得。高いレベルの醸造知識と広い見識を備えており、科学的な根拠にもとづいた健全なワイン造りに安心感があります。
Mylonas Winery Malagousia