《生産者について》
ニュージーランドで活躍する日本人生産者、木村滋久さんの『キムラセラーズ』。その実直な人柄と、飲めば笑顔になるようなワインで、着実にファンを増やしています。
キムラセラーズのラインナップは、自社畑のソーヴィニヨン・ブランが主軸。年間1000ケースつくれるかどうかの生産量は、畑を自ら管理するゆえにそう簡単には増やせません。
「木村さんのワイン美味しいから、もっとつくってよ」の声に応えて、ピノ・ノワールを定番としてつくっているほか、シャルドネやリースリングなども手掛けてきました。
そして今回も新たな品種にチャレンジです。
《このワインについて》
このワインはマールボロ地区の3品種からつくるブレンド。ブレンドワインというのは明確に作り手の「こんなワインをつくりたい」という狙いが出ます。木村さんの場合は「香りを嗅いでワクワクするワイン」でしょう。
ステンレスタンク発酵されることの多い3品種ですが、8%だけ樽熟成することでワインの味わいに複雑さを加えています。
《テイスティングノート》
3品種がそれぞれに個性を発揮しながら、そのハーモニーも楽しめる白ワインです。ゲヴュルツトラミネールがトロピカルフルーツのアロマとスパイシーさを。ピノ・グリが桃やアプリコットの熟れたフルーツの風味を。リースリングは柑橘系のアロマとキレのいい酸味を与えています。
食卓にフルーツバスケットを置いたかのようなワクワクする香りが部屋いっぱいに広がります。ぜひ気の置けない仲間とどうぞ。
Kimura Cellars Winemakers Blend