《テイスティングノート》
ピノ・ノワールが持つ香りの華やかさと、ピノ・グリの質感を併せ持つ、こだわりの詰まったロゼワイン。
イチゴやザクロ、バラなどの明るいアロマ。一口目はソフトな味わいながら後に長いワインで、しっかりと旨味感が広がります。後半にかけてはピノ・グリを感じさせるオイリーで滑らかな口当たりが舌を包みます。
正直、ロゼワインは2000円前後のもっと安い価格帯にも美味しいものが多いです。しかしこれほど軽快で上品でありながら、旨味感と余韻のあるロゼワインは、私は経験がありません。ちょっと奮発する甲斐のあるロゼです。
《このワインについて》
風味としてはあまり存在を感じさせないリースリングが、実は醸造においては重要です。
ダイレクトプレスでロゼの色をしっかり出すには、ここではピノ・ノワールをしっかり完熟までもっていかないといけないそうです。果皮の色を優先させると酸が低下しがち。それではなかなか発酵がうまくいかなかったので、リースリングと混醸して酸を高めることにしました。ピノ・グリは別のタンクで醸造してブレンドするという、工夫の詰まった醸造法です。
《ワイナリーについて》
ギブストン・ヴァレー・ワイナリーは、セントラル・オタゴにて最初に商業的にワインづくりを始めた生産者。ワイナリー運営だけでなく、レジャー、観光、レストラン、ウェディング、ホテルなど様々な事業を手掛けています。
その名の通りセントラル・オタゴのサブ・リージョンであるギブストンに本拠地を構え、周辺に畑を持つほか、ベンディゴにも4つの畑を持ちます。
醸造家クリス氏の奥さんは大阪府出身の日本人。彼女の影響で年齢を重ねるにつれ彼の味覚も繊細になっており、それがワインの味筋にも影響しているといいます。
Gibbston Valley Collection Rose