《生産者について》
ペガサス・ベイはニュージーランド南島、マールボロの南に位置するワイパラ・ヴァレーのパイオニア的な存在。ワイナリーから南東10km足らずのところにある海の名前にちなんでいます。
神経医学者であり、ワインライターであり、審査員であったアイヴァン・ドナルドソン氏が1985年に土地を購入。20haの畑にブドウを植えたのがスタートです。1991年がファーストヴィンテージ。
その後オーストラリアの大学で学んだ長男や、次男・三男・四男もワイナリーに加わり、家族でワインをつくり続けています。
特に評価が高いのがリースリングとピノ・ノワール。東西を山脈に挟まれ、畑は海からの風から保護される地形です。そのためブドウの成熟期間が非常に長く、凝縮した風味のワインになるといいます。
2024年にロンドンで行われたイベント「ロンドンの審判」にて、「ベル・カント・ドライ・リースリング2011」が、白ワインおよび総合にて最高得点を獲得しました。
《このワインについて》
まるで「カビネット」や「ファインヘルプ」表記されたドイツ産リースリングのような、爽やかなやや甘口。しかしその風味の複雑さは価格に見合った卓越したものです。というのも自然の貴腐を取り入れているから。
高級なデザートワインをつくるもとになる貴腐菌。果皮に穴をあけてレーズン状にしてしまうので、糖分や風味が凝縮したブドウになります。その貴腐化したブドウがまばらにある状態で収穫して低温・長時間発酵するため、トロピカルフルーツの豊かな香りに複雑さが加わります。
口たりは非常にち密で飲みごたえがあり、ボトルによってはほのかな炭酸の刺激。爽やかな酸味とミネラル感が余韻に深みを与えています。
Pegasus Bay Riesling