《生産者について》
オーナー醸造家であるジュリアンヌ・ブローデン(Julianne Brogden)は、1997年にワイン科学の学士号を取得した後、ナパ・ヴァレーをはじめとした海外のワイナリーで経験を積みます。20年以上の修行のすえ、やはり故郷のホークスベイでワインをつくりたいと、ワイナリーを設立。情熱的なブドウ栽培者と自分とのコラボレーションでつくる少量生産ワイン、という意味を込めて「コラボレーション・ワインズ」と名付けました。
《テイスティングノート》
フレッシュなカシスやプラムのアロマに、穏やかな樽香はしっかり溶け込んでいます。口当たりはやや軽やかで、シルクのような見事ななめらかさ。エレガントで明るい酸味を持ちます。 ボルドーのカベルネ・フランにありがちなピーマン香はほとんど感じませんが、過熟の風味は一切なく、甘い果実感を抑えた端正でドライな仕上がりです。
《ターゲットはピノ・ノワール好き》
ピノ・ノワールが好きな方はとても多いですが、気に入っている理由は人それぞれでしょう。
「ブルゴーニュのグラン・クリュが持つフィネスが好きなんだ」という方には、さすがにこのワインは物足りない。でも「香りが華やかなのが好き」「渋味が苦手だから」「軽やかな口当たりが飲み疲れしなくていい」こういった理由で好きな方なら、きっとこのワインに満足して頂けるはず!
方向性は違えどカベルネ・フランは香り華やかな品種です。4000円台のピノ・ノワールに少し劣るかもしれませんが、そんな大きな差ではありません。
このワインの渋味が穏やかで口当たり軽やかなのは、醸造家の特徴。どのワインも優しい口当たりに仕上げます。
あるべきものがあるべき場所に収まったような整いを感じさせるこのワイン、品種や地域のイメージを変えてくれることでしょう。
Ceresia Hawke's Bay Cabernet Franc Collaboration Wines