[ワインアドヴォケイト 2024年1月 パーカーポイント100点]
これだ: カベルネ・ソーヴィニヨンとフランをブレンドしたこの傑出したトスカーナワインのユニークな味わいを尊重し、ヴィンテージの素晴らしさを表現したサッシカイアの真髄。テヌータ・サン・グイド2021ボルゲリ・サッシカイアは、非の打ち所のないバランス、素晴らしいフレッシュさ、過熟の兆候を全く感じさせない。果実味のバランスは理想的で、ほのかな歯ごたえと果肉と果皮の緊張感が持続する。タンニンは巧みに管理され、しっかりとしたグリップがあり、ボリュームと余韻を加えるのに十分なベルベット感がある。ブーケには青臭さはなく、主に赤や紫のベリー系果実の間に、シナモンやクローブなどのハーブやスパイスの香りが繊細に重なる。レッドカラント、ブルーベリー、甘いザクロ、レイニアチェリーがこのヴィンテージでは強い。時間が経つにつれて香り高いバラのニュアンスが現れる。オークの色調はジンジャーブレッド、ヘーゼルナッツ、葉巻、サンダルウッド、グリルした甘い赤唐辛子のようなもの。口に含むと、重たいグリセリンはなく、ほどよい重みがあり、ワインの自然なエネルギー、明るさ、粘性を増す酸味がある。この際立ったフレッシュさは、このワインに長期熟成の可能性を開いているが、まだ瓶熟成の時間を与える必要がある。
[Monica Larnerの試飲 飲み頃予想2028 - 2060年]
Sassicaia