《生産者について》
「市場に従うのではなく、自分が飲みたくなるような、自分にしか造れない、この土地でしか造れないワインを造りたい」
19世紀から続くブドウ栽培家であったテヌーテ・デットーリは、2000年に現当主アレッサンドロの代になってから生まれ変わりました。
彼は有機栽培を導入。醸造も人的介入を最小限にするものに切り替えました。
祖先から受け継いだ畑は非常に古く、樹齢の高いブドウの樹は100年を超えます。
そのブドウの力を信じ抜くからこそ、醸造はシンプル。発酵から熟成まで全てセメントタンクで行い、無濾過・無清澄。亜硫酸の添加も非常に少ない量です。
《このワインについて》
フランスのグルナッシュと遺伝子が同じとされるサルディーニャの土着品種「カンノナウ」100%。
25hl/Lという、ブルゴーニュのグラン・クリュ以下の超低収量によって完熟したブドウにより、アルコール度数はなんと16%(ヴィンテージによって異なります。16.5%の年も!)。
しかしそのアルコールが目立つことはなく、フランボワーズやチェリーリキュール、紅茶のような複雑で華やかなアロマが爆発します。ブドウが過熟しているわけではなくきちんと適切な酸があるので、ワインは厚みを持って心地よく余韻に続きます。
飲んで驚き圧倒されるような、唯一無二のワインです。
Tenores Tenute Dettori