《生産者について》
ロッカ・デイ・モリは1870年に設立された家族経営の生産者で、現在は4代目。プーリアの土着品種を主体に作っています。自社畑50haに契約畑80haと結構な規模なのですが、「ロッカ・デイ・モリ」のブランドで出荷するのはワインが納得のいく出来だった年のみ。残りは別のラベルに格下げしてしまうといいます。
ワインづくりの目指すところは、長期熟成できて飲んだ人の記憶に残るワイン。そのためにワインのコルクはこの価格帯のワインとしてかなり上質で高価なものをつかっているといいます。
《このワインについて》
エリアは限られ、畑は石灰質主体で、いくつかの部分を除いてほとんどが岩で、石の層と白亜質の斜面で構成されています。収穫時期は少し遅く、ブドウが乾燥します。厳しく選別します。スラヴォニアンオークの大樽(125hL)で30-45日間発酵させます。その後フレンチオークのバリック(225L)で24ヶ月、ブレンド後スラヴォニアンオークの大樽(55hL)に移して数ヶ月熟成させます。清澄もろ過もせず瓶詰めし、12ヶ月寝かせます。バリックは、フランスのジュピル産で、現地を訪問し木材で購入し、4-5年寝かせてから樽に仕上げてもらっています。
「このワインで最も重要なことは熟成しているということ、さらにまだ熟成出来る品質であるということです。ワインを知っている人は熟成の良さを分かっています」とマッシミリアーノは話していました。
《テイスティングノート》
すこし野生的でスパイシーな風味、アマローネのような凝縮感があります。分かりやすいバニラ香が、かなり強く感じられます。強めのタンニン、口当たりは甘さがあります。
(輸入元資料より抜粋)
Squinzano Riserva Ujliesa Rocca dei Mori