《この品種について》
ススマニエッロはプーリア州の土着品種。2000年の時点でプーリア州のみで栽培面積72haというのですから、かなり希少と言えます。
品種名の由来はタフで力強い動物である「ロバ」だそうです。濃厚な果実味と高い酸味、熟成ポテンシャルを持つワインがつくられます。
《テイスティングノート》
ワインの色は非常に濃く、香りのボリュームは豊かです。プーリア州の定番品種であるプリミティーヴォと比較すると、果実の香りに甘い印象が控えめ。燻製に使う桜チップのような、東南アジアの香木のような、何とも言えない香りがあります。比べるならタンニンはよりしっかりとしており、味わいに骨格があります。
重厚感のある味わいは少量でも満足度が高く、1本を数日にわたってちょっとずつ楽しむのに適しています。冬の寒い日、このどっしりとしたワインで体の中から温まりましょう。
《生産者について》
メンヒル・サレントはガエターノ・マランジェッリ氏によって設立された生産者です。現在の敷地面積は4つの農園に分かれて65ヘクタール。醸造所はサレント半島にある小さな村バーニョ・デル・サレントにあります。
無駄に華美な味わいのない、ブドウと地域の特色を素直に表した素朴で親しみやすい味わいのワインをつくります。
Menhir Susumaniello