《デルトーナについて》
コッリ・トルトネージ・デルトーナDOCは、2023年に認可されたばかりの、ピエモンテ州の新しいDOC。実質的に「ティモラッソ」という品種のみでつくられます。
ティモラッソはその栽培の難しさから、一時期は絶滅しかかっていた古代品種。一説にはネッビオーロとも遺伝子的な関係があると言われており、果皮が厚く豊かなタンニンを持ちます。醸造法によってはステンレスタンク発酵・熟成でも、ほのかな渋味を感じます。酸味も比較的高めであり熟成ポテンシャルも期待できます。それゆえピエモンテの銘酒「バローロ」に因んで、「バローロ・ビアンコ」(白のバローロ)と呼ばれることもあるそうです。
また抜栓後の劣化も穏やかであるため、数日に分けて飲みたい方の味方です。
《このワインについて》
カンティーナ・ディ・トルトーナがつくるこのティモラッソからは、ピリッとした食感のあるその独特の口当たりが存分に味わえます。
トロピカルフルーツや柑橘の爽やかな香り。味わいには凝縮感があり、やや高めの酸味やミネラルとともに、がっしりとした骨格とわずかなタンニンを感じます。
まだまだ知名度が低く、一般消費者がなかなか自分では手に取らないワインであること。その味わいから他の白ワインにはないフードペアリングの可能性があることなどから、レストランでのペアリングコースでは大活躍しそうなワインです。
《生産者について》
カンティーナ・ディ・トルトーナは1931年に設立された、ピエモンテで最も長い歴史の協同組合。その名の通り「デルトーナ」という産地にあります。ティモラッソをはじめ、コルテーゼ、ファヴォリータ、バルベーラ、ドルチェット、ボナルダ、クロアティーナ、チェレリーナなど、非常に多くのブドウ品種からワインをつくります。
Derthona Cantina di Tortona