《ティモラッソについて》
ティモラッソは近年、イタリアのピエモンテ州にて注目を集める品種です。
19世紀までは広く栽培されていました。しかしフィロキセラ禍で植え替えが必要になったとき、より栽培が簡単なコルテーゼなどに植え替えられ、1980年代にはほとんど絶滅しかかっていたそうです。
しかしそのポテンシャルに気づいたウォルター・マッサ氏の手により、奇跡的な復活。その味わいが注目されています。
一番の特徴はタンニン。非常に果皮が厚くポリフェノールを多く含むため、通常の白ワインとして醸造してもわずかなタンニンを感じるのです。高めの酸味とミネラル感に加え、そのピリッとした感触が面白く、さらに10年、20年と熟成するポテンシャルがある。それゆえ「バローロ・ビアンコ」などと呼ばれることもあるそうです。
ジューシーな肉汁を含む白身肉。鶏肉や豚肉のグリルなどにはピッタリの組み合わせです。
《生産者について》
ピエモンテ州東部にある町、トルトーナ。そこに30軒ほどしかないティモラッソの生産者の一人が、カシーナ・イ・カルピーニです。
長年の経験から、自然酵母による表現の多様さに魅せられているといいます。醸造家はそれを「グランドピアノの低音から高音まで、全音階を奏でるようだ」と表現します。
Colli Tortonesi Timorasso Cascina I Carpini