《アックイとは》
ブラケット・ダックイ、あるいはアックイとは、ピエモンテ州のD.O.C.G.。これはイタリアの中で上級ワインのグレードで、土地とブドウ品種と製法の規定により典型的な味わいが定められているものです。
アックイの場合はブラケット種を用いた甘口のスパークリングワインが基本。といってもアックイを生産しているワイナリーは20件ほどしかないそうで、伝統に根差した昔から楽しまれてきたワインであることは間違いないのですが、日本においてまだまだマイナーであることは間違いありません。
アックイは辛口で非発泡性の赤ワインも許可されており、「辛口のアックイはうちが広めたんだ」と自称するのが、アンドレア・ボット氏です(信憑性50%?)
《テイスティングノート》
透明感があり色調はやや暗いガーネット色。特徴的なのがそのアロマで、ベリーなどのフルーツはあまり感じず、いろいろな花のようなアロマです。
よく超高級なピノ・ノワールを「100の花束の香り」なんて表現を使いますが、それほどゴージャスではない。両手に乗るくらいの小ぶりでかわいらしい花束を思わせます。
口当たりはスムースで軽やかなもの。渋味はほとんどないので、ワイン単体でもスルスル飲めちゃいます。
ピノ・ノワールの軽やかさが好きだけど安いものではなかなか満足できない方。給料日前やカードの締め日前には目線を変えて、辛口の「アックイ」を家飲みしませんか?
Acqui Societa Agricola B8 di Andrea e Stefano Botto