《生産者について》
「ガヤ」といえば随分昔から日本にも名前が轟いており、「イタリアワインの帝王」などと称される生産者。
その本拠地はピエモンテ州であり、5世代にわたって徹底した品質管理のもとクラシックなワインづくりが受け継がれています。
フラッグシップワイン、ガヤを代表するワインと位置付けられるのは「バルバレスコ」であり、昔ながらの複数の畑からつくられるワインです。一方でそれよりも高価な単一畑のバローロも何種類かつくります。
その評価は不動のもので、ガンベロ・ロッソ誌において最も多くトレ・ビッキエリ(最高評価)を獲得しているワイナリーとして知られます。
またトスカーナでもブルネッロ・ディ・モンタルチーノをはじめとしたワインをつくっています。
《このワインについて》
「ガヤといえばネッビオーロによる赤ワイン」とするならば、最も入り口として相応しいワインがこの「ダグロミス」。
ガヤのワインはどれも極めて長熟です。バルバレスコや上級バローロなんて、リリースしたてを飲んでもタンニンしか感じません。この「ダグロミス」にしても10年は寝かせて飲んだ方が美味しいのは間違いないのですが、セカンドラベルという位置づけだけあり強いタンニンの中にも豊かな風味を感じます。
価格としてもネッビオーロ単一の中では最安です。
《テイスティングノート》
ラズベリーやプラムなどの完熟フルーツのあろまに、スミレやヴァニラのニュアンス。香りからも豊富なタンニンを予感させます。口に含めばかなり強くありながらも緻密なタンニン。ハーブやスパイスの風味が顔を出します。しっかりとした骨格と上品な酸味を備えた力強い赤ワインです。
Gaja Barolo Dagromis