《生産者について》
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はイタリア北東部に位置し、オーストリアやスロベニアの国境に面しています。そこは特に多くの高級白ワインが生み出される産地。全体的には赤ワイン生産が多いイタリアにおいて、白ワインの聖地とも言われています。
そのブランドイメージの確立に一役も二役も買っているのがこの「イエルマン」。オーストリアから移住してきたイエルマン家は1881年からワインづくりを始めました。特にその発展に貢献したのが4代目のシルヴィオ・イエルマン氏。「豊かなアロマを持ち、近代的な味わいで強い個性を持つワインで、飲んだ人を魅了したい」という想いで国際品種を積極的に使用。世界レベルのワインとして真っ向勝負を挑み、「イタリアにもこんなにレベルの高い白ワインがあるのか!」と人々に認められていったのです。
《このワインについて》
1997年ヴィンテージは、ガンベロ・ロッソ誌とオスカー・デル・ヴィーノの両方で「イタリア年間No.1白ワイン」に選出されたことがあるこのワイン。
ワイン名の「トゥニーナ」というのは女性の名前。かつてヴェネツィアに実在したプレイボーイであるカサノヴァ氏の妻の名であり、この畑の前オーナーの名前でもあります。さらにこのワインが先述のとおり受賞した年に生まれた愛娘の名でもあります。
ブドウは通常よりも2週間ほど遅く収穫するといいますが、アルコール度数は適度でフレッシュな味わい。メロンやキウイ、グレープフルーツのような様々なアロマに、ミネラルやハーブのニュアンスもあります。樽の風味はほとんどないのですが、クリーミーな口当たりにそれが現われています。生き生きとした酸味には集中力があり、味わいの骨格がしっかりとしたワインです。
Jermann Vintage Tunina