《テイスティングノート》
味わい分類としては半辛口を意味する「ハルプトロッケン」ですが、全体の印象としてはほとんど辛口。このわずかな糖分がフルーツの印象をより熟れたものにしています。
グレープフルーツのような柑橘に混ざって、パイナップルのようなトロピカルフルーツの甘いアロマ。ほのかなオイル香が複雑味を加えます。舌先には少し甘味を感じるものの、フレッシュな酸味がキュっと締めるので、余韻にはドライな印象。リースリングの手頃な価格帯ならではの親しみやすさがよく表現されています。
《生産者について》
ドイツのラインヘッセンに、日本人女性が経営する歴史あるワイナリーがあります。
18世紀にフランスからドイツに移り住んだビファー家。その後1879年にダイデスハイムに醸造所を構えます。
その後2013年、後継者を探していた醸造所が出会ったのが、日本で輸入元を営む「徳岡」の家族である徳岡史子氏でした。もともとドイツのガイゼンハイム大学で醸造を学び、ブール男爵家醸造所にてワインメーカーとして働いていた彼女。現在はヨーゼフ・ビファーの社長兼醸造家として、醸造責任者のミヒャエル・ライプレヒト氏とともに指揮をとります。
ヨーゼフ・ビファーのワインは、競合品に比べてかなりリーズナブル。現地価格に対して日本の価格がそう変わらないので、輸入元の企業努力が光ります。
Josef Biffer Riseling Halbtrocken