《生産者について》
◎ゴーミヨ誌において過去10年で最も受賞歴のある生産者
◎この生産者のおかげでラインヘッセンのワインのイメージが変わった
◎トップキュヴェの「G-MAX」は1本20万円以上
ドイツワインファンの間では「すごい醸造所があるらしい」と噂になっていながら、なかなか実物を見ることがなかった。それがケラー醸造所です。
海外では既にドイツを代表する生産者として名前は知れ渡っており、その少ない生産量を奪い合い状態。
輸入元が変わって2年目ですが、輸入されるワインは全量割り当て制です。
《このワインについて》
ケラーの中でベーシッククラスのワンランク上。石灰岩土壌からつくられるため、ラインガウやモーゼルなどの者と比べると口当たりの質感やミネラルの感じ方が異なります。研ぎ澄まされたクリスタルのような非常に緊張感のある酸味。残糖は36.9g/Lと「やや辛口」とするには多めなのですが、シャープな酸味と複雑味のおかげで甘い印象は控えめ。「辛口ワインじゃないから」と避けていたら後悔します。
今飲むには若すぎるのは間違いないでしょうが、そうそうバックヴィンテージが出回る生産者ではありません。自ら確保して熟成させるしかないでしょう。
Weinghut Limestone Riesling Kabinett