《このワインについて》
リースリングでつくる甘口ワインは独特です。収穫を遅くしてもあまり酸度が落ちないという性質ゆえに、凝縮した甘味ながらスッキリとした上品な余韻のワインをつくれるのです。特にドイツの中では他の品種に比べて洗練された味わいのワインになり、その高級感はとびぬけています。
その分価格も高めで、リースリングのアイスワインとなるとハーフボトルで1万円前後からが相場。高い糖度のデザートワインは高級品です。
このワインは「アウスレーゼ」表記ながらデザートワインと言っていいほどの糖度。アイスワインに比べれば甘味はあっさり目ですが、ハーフボトルで販売されているとおりしっかりと飲みごたえのある甘さです。これは一部貴腐ブドウも入っているからと、銘醸畑ヒッピングの恵まれた日照ゆえです。
《テイスティングノート》
黄桃やハチミツを思わせるアロマが豊かに広がります。ピュアなフルーツ感のある甘味が口いっぱいに広がり、透明感のある酸味で締めくくられます。このクリアな味わいはリースリングならでは。他の品種ではこうも綺麗に消えていくことはないでしょう。
《生産者について》
ゲオルク・アルブレヒト・シュナイダーは1806年設立と非常に歴史の長いワイナリー。ニーアシュタイン村きっての銘醸畑「ヒッピング」を含む15haの畑からワインをつくります。
「私たちの役割は、自然の邪魔をせず見守ることだと思っています」と語る彼らのワインは、テクノロジーに頼るものではなく、素直に品種や畑の特徴を表現しています。
Niersteiner Hipping Riesling Asulese Georg Albrecht Schneider