《生産者について》
甘口が主流だった時代でも頑なに辛口を造り続けたフランケンの中でも、彼らの造るワインの辛口度合いはかなりしっかりとしており、風味は豊かながらも糖をほとんど残しません。そんな彼らについたあだ名が「トロッケネ(辛口の)・シュミッツ」。それがそのままワイナリー名となっています。糖やブレンドでごまかしが効かず、ブドウや畑の良し悪しが如実にわかる造り方のため、よほどの自信がないとこのスタイルは貫けません。
《このワインについて》
ランダースアッカー村の集合畑のシルヴァーナーを使用。1600年代の記録が残っているほど非常に歴史が古く、いつしかこの畑を「エーヴィヒ レーベン(永遠の命)」と呼ぶようになりました。生産者が取り扱う中では最もスタンダードな位置づけですが、残糖は0.4g/Lとこの生産者らしく非常に少ないですが、風味は豊かで力強さを持っています。
《テイスティングノート》
青りんごを思わせるフレッシュなアロマ、口当たりはさわやかで透明感があり、フランケンらしい味わいを持ったワインです。豊かな風味とキレのある辛口仕立ては和食とも好相性です。
Randersacker Ewig Leben Silvaner Kabinett Trocken Trockene Schmitts