《生産者について》
生産量の約75%を共同組合が占めるバーデンにおいて存在感を放つ、家族経営の生産者です。ドイツの中で最も暖かい気候とカイザーシュトゥールの火山性土壌を活かし、ピノ・ノワール、ピノ・ブランなどピノ系の品種に力を入れており、「ワールド アトラス オブ ワイン第7版」でカイザーシュトゥールの最高の栽培家のひとつに名前を挙げられています。低温でゆっくりと発酵・熟成させ、まろやかで調和のとれた味わいに定評があります。
《このワインについて》
彼らの造るピノ・ノワールの中で最もスタンダードなキュヴェ。まろやかで調和がありながら寿命も長いワイン造りを目指しています。スタンダードであるこのワインも、熟成は大樽で24ヶ月、リリースもあえて遅らせ、良い飲み頃を迎えるように調整されています。この品質が日本でも広まり始め、2022年6月刊行の「ワイン王国」ではドイツワイン特集で「3000円以上のベストバイ」に選出されています。
《テイスティングノート》
ブラックベリーやブルーベリーの果実の繊細で優雅なアロマ、口に含むと微かにローストの風味を感じます。タンニンはしなやかでこなれており、全体として非常に柔らかみがあります。ブルゴーニュもびっくりな均整、完成度です。
Spatburgunder Reinhold & Cornelia Schneider