ドイツでは割とメジャーでありながら、ほとんど輸出されない「トロリンガー」という品種の赤ワインが入荷しました!
《トロリンガーとは》
トロリンガーはドイツのヴュルテンベルク地方で多く栽培されていますが、その原産はイタリア。アルト・アディジェにて「スキアーヴァ」や「ヴェルナッチ」と呼ばれています。
若いワインでもレンガ色がかった色合いになるのが特徴で、口当たり軽く、フルーティーなワインが出来上がります。スミレやアーモンドの香りを持つことが多いそうです。
日本で手に入りやすいのは、栽培面積の少ないイタリア産のもの。ヴュルテンベルク産は地元消費が多く、なかなか輸出に回されないのです。
《ヴュルテンベルクについて》
ヴュルテンベルクはドイツの中では温暖な地域で、赤ワインの生産が多いのが特徴。また、80%のワインが協同組合でつくられており、言い方が悪いですが「質より量」の生産者が多いのは事実でしょう。それと関係してか、一人当たりのワインの消費量が他地域の2倍!
つまりヴュルテンベルクの人たちは手ごろなワインをガブガブ飲むから、あんまり国外に出てこないんです。
その地元消費の中心が、フレッシュでジューシーなトロリンガーです。
甘味はなくて軽やか。酸味もタンニンも抑えめ。ヴュルテンベルクの豊かな日照を反映した、明るく陽気な親しみやすい雰囲気の赤ワインです。
特に何にもイベントはないけど、なんとなく気分がいい日、天気も良かった日の終わり。そんな日にこのガブ飲みワインを気軽に開けちゃってください!
Heilbronner Wartberg Trollinger Rolf Heinrich