《生産者について》
ロワール地方西部、ナントの近郊にあるサンフィアクル・シュル・メーヌ村にあるのが、ドメーヌ・マルタンです。現在は3代目のドミニク・マルタンが中心となり、父のベルナールも現役で手伝っています。
所有面積は35haで、その多くはミュスカデ。一方でミュスカデ以外のワインにも定評があり、グロブランにも力を入れています。
サスティナブルな農法に取り組み、HVE認証を取得。オーガニック農法も導入中だそうです。
《このワインについて》
このワイン自体は手頃な価格のできて間もないもの。しかしその1本には歴史が詰まっています。
まずブドウの木。樹齢70年以上という、非常に古い木からつくられます。樹齢が高くなった木は生産量が落ち、少ない房しかつけません。その分栄養を集中させるので、より高品質になると言われています。
さらに熟成に使うオーク樽。450Lの古樽は、ドミニクの祖父が45年以上も前につくったものだといいます。それくらい古い樽になると、木材からワインに抽出される風味成分はほとんどなし。木材を通した緩やかな酸素接触で、ワイン自体が風味の複雑性を増していくに任せます。
フレッシュでキレのいいミュスカデらしい味わい。ハーブやレモンのような繊細な風味とミネラル感が漂います。旨味感のようなコクをしっかりと感じるのは、シュール・リーの効果でしょう。
Muscadet Sevre et Maine sur Lie Vieilles Vignes Domaine Martin