《生産者について》
シャトー・ド・ロレのかつてのオーナーは、有名なシャンパンの生産者である『ドゥーツ』。ロワールの地に根差したブドウ、シュナン・ブランを用いて、シャンパンと同じ製法でスパークリングワインをつくっています。
瓶内2次発酵の期間は24か月と、クレマンの規定の倍以上。このあたりにシャンパンのスピリットを感じます。
近代的な設備のセラーを用いてなるべく酸素との接触を避ける醸造を行っているのは、亜硫酸(SO2)の添加量を抑えるため。フレッシュさとドライなキレが持ち味です。
《このワインについて》
シャトー・ド・ロレがつくるシュナン・ブランをつかったクレマンは3種類ラインナップされています。
ブリュット:通常の辛口 親しみやすくリッチな味わい
ブリュット ゼロ:ドサージュなしで非常にドライな味わい
ブリュット L:カベルネ・フランがブレンドされており、口当たりに厚みを感じる
飲む季節や誰と飲むかなどでぜひ使い分けるとともに、飲み比べもお試しください。
《テイスティングノート》
リンゴや洋ナシの柔らかいアロマ。口に含むとリンゴのような果実感がしっかりと広がり、シュナン・ブランらしい酸味が全体を引き締めます。24か月瓶内熟成された泡はきめ細かくクリーミーで、万人受けしやすい味わいと言えるでしょう。
ドカンとまとめ買いは少なくとも、何年もコンスタントに売れているワインです。この繊細ながらまとまりのいい味わいが飽きないのでしょう。
Cremant de Loire Brut Chateau de l'Aulee