《生牡蠣とのペアリングといえば・・・》
レモンを搾った生牡蠣にあわせるワインといえば「シャブリ」というのがフレンチの定番です。
確かにステンレス醸造したシャルドネの高い酸味とミネラル感は、牡蠣の旨味を引き立てます。そして日本市場においては早くから「シャブリ」の名前が広まったため、長年ワインを飲んでこられた方の間では常識となっているようです。
しかしここにそのペアリングに真っ向勝負できるワインがあります。ラングドック地方の白ワイン「ピクプール・ド・ピネ」。「唇を刺すもの」という意味の「ピクプール」という高い酸味を持った土着品種100%でつくります。シャブリと同様に石灰豊富な土壌で潮風を浴びて育つブドウは豊富なミネラル感を持ち、魚介料理全般と好相性。この地のすぐそばにあるトー湖は牡蠣の名産地と知られています。
「郷土料理と郷土ワイン」の例にならい、抜群の相性を感じさせてくれます。
《テイスティングノート》
柑橘やアカシアのような上品で控えめな香り。シャープな酸味と塩味を思わせるようなミネラル感が味わいの特徴で、お手本となるようなピクプール・ド・ピネです。
《生産者について》
ドメーヌ・カブロルは1969年に設立したワイナリー。45haの畑にはブドウだけでなくローズマリーやラベンダーなどが植えられており、美しい自然を保っているといいます。
Picpoul de Pinet Prestige Domaine Cabrol