《生産者について》
控えめに描かれたハートのマークは、決して「かわいいから」という理由ではありません。ドメーヌ名の由来です。
シャブリの南に位置するヴェズレイ村。そこの粘土石灰質土壌からは「クリオ」と呼ばれるハート型の化石が見つかるといいます。そこから名前をとり、エチケットにも描いているのです。
ヴェズレイ村は2017年にブルゴーニュの村名格として認められたばかり。まだソムリエでも知らない人が多いでしょう。そこで農業を営んでいたドゥフェール夫妻。1990年代にシャルドネを植え、2012年から自社瓶詰を始めました。2018年よりビオロジックで栽培しています。
《テイスティングノート》
シャルドネ100%ながら、マスカットのような甘い香りがふわっと漂うのが不思議。エナメル製タンクで発酵・熟成をしているからか、果実味が非常にピュアで透明感があります。ブルゴーニュ・ブランとしては手頃なこの価格ながら、味わいの密度や余韻の長さが申し分なし!
村名昇格したばかりのヴェズレイの生産者という珍しさもあり、つい知人に教えてくなるワインです。
Bourgogne Blanc Domaine de Coeuriots