《生産者について》
シャンボール・ミュジニーの人気ドメーヌ「アラン・ユドロ・ノエラ」の当主であるシャルル・ヴァン・カネイ。彼はもう一つのワイナリーを所有しており、そちらでは契約農家から購入したブドウからワインをつくります。いわゆる「ネゴシアン」スタイルです。
両者の品質に明確な差というものはないのですが、「ユドロ・ノエラ」ブランドについては受け継いできたイメージを守るという意識も働いているのでしょう。一方で「シャルル・ヴァン・カネイ」はより自分のつくりたいワインを追求しているのではないでしょうか。より新樽熟成の比率を抑えて、ピュアな味わいを重視しているように感じます。
「ユドロ・ノエラ」同様の品質であるゆえに、「ユドロ・ノエラ」同様の入荷数の少なさと手に入りにくさ。このワインもごくわずかの入荷です。
《このワインについて》
レ・ラヴロットはボンヌ・マールのすぐ南にある1級畑。シャンボール・ミュジニーの村全体の特徴は、モレ・サン・ドニよりも軽い石灰質土壌で粘土の割合が低く、軽い口当たりに仕上がることが多いです。それに対してラヴロットは土壌に粘土と鉄分が多く、この村のイメージよりも少し重みがあるといいます。
Chambolle Musigny 1er Lavrottes Charles Van Canneyt