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[ワインアドヴォケイト誌 2016年5月のレビュー] ボルドー・インデックスの試飲会とシャトーで試飲した2006年のカロン・セギュールは、現在のワインメーカーであるヴァンサン・ミレの初ヴィンテージだ。メルローの比率が現在よりも高い(2006年はメルロー33%構成)、「古いスタイル」のカロン・セギュールの最後の1本と見ることができ、一方でタンニンは現在ほど上質ではないことが気になるところだ。メルロの成分が鮮やかに表現され、熟したレッドチェリー、キルシュ、ストロベリーがアルコールによってほんの少しにじむような香りがする。味わいはミディアムボディで、噛み応えのあるタンニンがあり、かなりセクシーなスタイルだが、最近のヴィンテージのような気品はなく、フィニッシュまで厳しい印象が残る。時間が経てば緩むので、あと6~8年は瓶内熟成させる余裕がありそうだ。 [Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2022-2040年]
Chateau Calon Segur