《テイスティングノート》
ゲヴュルツトラミネールに由来するライチのような甘い香りは前に出すぎず、白桃のようなニュアンスもありやさしいイメージ。さっぱりとした口当たりでフレッシュながら酸味が高すぎず穏やか。
香りが少しだけ華やかな他は、個性控えめの味わいです。こういうタイプは相性の悪い料理というのが少ないのが便利なところ。
小規模でカジュアルなビストロで、前菜盛り合わせに合わせておすすめされる白ワイン。いろいろな料理をほどよく引き立て、次の料理とワインへのつながりを良くする役割を担ってそうな雰囲気です。このメリットは決してレストランシーンだけでなく、いろいろなおかずが並ぶ普段の食卓でも魅力を発揮します。
《生産者について》
ドメーヌ・エメシュテンツは南アルザスに居を構える生産者で、およそ100年の歴史があります。自社で瓶詰を始めたのは3代目のエメシュテンツ氏からで、現在は5代目のマークが中心となりワイナリーを営んでいます。
アルザスは価格が高めのワインが多く、品種名表記のスタンダードクラスが5000円前後のものも少なくありません。エメシュテンツは知名度で劣るとはいえ、それと比べるとお買い得感があります。
Aimestentz Vin d’Alsace Edelzwicker