《このワインについて》
「オーストラリアワインと言えばシラーズ」そのイメージをつくったのが、南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーと言えるでしょう。
シラーズ自体はオーストラリア各地で栽培されており、決してバロッサが独占的ではありません。しかしパーカーポイント高得点を連発するような高級シラーズといえば、やはりバロッサ。ゆえにお手本となっている傾向があります。
その味わいを一言でいうならパワフルで筋肉質。果実味や風味の凝縮感がとびぬけて高く、タンニンもしっかり。その力強いブドウをオーク樽の風味を効かせながら醸造します。
濃厚さ一辺倒で世界にその地位を築いたのが10年20年前の流行。それに対して最近の傾向は少し味わいが穏やかで濃すぎないものにシフトしてきています。タンニンは強すぎずスムースで今から美味しいもの。きちんと酸味とバランスをとるように。このワインもまさにそのようなスタイルで『今風』と感じます。
《輸入元による生産者情報》
チャフィーブロスはダニエル・チャフィー・ハートウィグとテオ・エンゲラの義兄弟2人が立ち上げた「New Wave BAROSSA ニューウェーブバロッサ」と呼ばれるかつてのワイン造りと新たな取り組みを汲んだ生産者です。正真正銘の古木と複雑な土壌を活かし、デリケートなアロマを発見する調香師、純粋な果実を守る歴史家、そして失われてしまっていた少量生産のブレンド技術を楽しむ常軌を逸した科学者として、チャフィー兄弟は自分たちを捉えています。
Chaffey Bros Synonymous Barossa Shiraz