《クレア リースリング》
オーストラリアでは海の近くや標高の高い場所など、冷涼な環境を選んでリースリングが植えられています。
ドイツのリースリングと比較したとき、オーストラリアのものはほぼ全てが辛口に仕上げられるのが特徴です。クレア・ヴァレーはそのなかでも特に品質が高いことが有名で、しっかりとした酸味の辛口スタイルは、『クレア・リースリング』と呼ばれるほどの地位を築いています。
《生産者について》
グロセットはそのオーストラリア産リースリングの可能性を切り開いたといってもいい生産者。2000年という非常に早い段階から、スクリューキャップを導入したことでも知られます。
《ワインについて》
ウォーター・ヴェイル地区にある6haの単一畑スプリングヴェイルからつくられます。標高が460mと高くにある北向き斜面の畑で、石灰質の土壌です。グロセットのリースリングとしては一番手ごろな価格でありながら、「クレア・リースリング」のスタイルをしっかり感じることができます。グロセットを知る1本としておすすめです。
《テイスティングノート》
新鮮なライムやレモンの鋭角なアロマ。白い花のような華やかさを感じます。凝縮感のある味わいは非常に立体感に富み、余韻はとても長く続きます。
オーストラリアを代表するリースリングの生産者だけあり、パーカーポイントも安定して高評価です。
直近のレビューを挙げると
2019年 91点
2017年 92点
2015年 92点
2014年 91点
etc...
ヴィンテージによる出来の良し悪しはあまり感じないというのが、輸入元さまの見解です。
Springvale Riesling Grosset