《生産者について》
元飛行機パイロットであるカーナー・ロンバウアー氏がナパ・ヴァレーに移り住んだのが1972年。それから、コン・クリーク・ワイナリーで働き、1980年に初めて自分のワインをつくりました。ファーストヴィンテージのリリースは1984年。徐々に自社畑を広げながらカリフォルニアを代表するワイナリーに成長していきました。
現在は息子KRと娘シーナが中心となってワインづくりを行っています。
《このワインについて》
1990年からつくっているカーネロスのシャルドネ。サンパブロ湾に近く冷涼な気候の自社畑のブドウを中心に、契約畑のブドウを合わせてつくります。
熟成に用いる新樽は1/3ながら、味わいにはしっかり表れています。それでいて気候を反映した力強い酸味があるため、かなりメリハリのある味わいです。3,4年熟成すればもっと口当たりに丸みを帯び、素晴らしいものへと変わりそうです。しかし残念ながら、その美味しさにみんなが気づいてしまい、どんどん飲まれてますます新しいヴィンテージに。低価格帯ワインほど若いヴィンテージしか出回らないのが玉に瑕です。
《テイスティングノート》
オークやバニラのハッキリとした樽香と、それに負けないトロピカルフルーツの豊かなアロマ。厚みのあるクリーミーな口当たり。
変に親しみやすさに振らない、媚びない凛とした雰囲気を持つワインです。
Rombauer Carneros Chardonnay