《生産者について》
2008年に起きたリーマンショック。その影響は大きく、収穫が1週間後に迫った畑でワイナリーから契約を破棄されるということがあったそうです。困り果てた農家を助けようと、ワインの行き先が決まっていないにも関わらず買い取ったのが「フォリジャー」の始まりでした。
そんなイレギュラーにも関わらず上質なワインに仕上げてしまうのが、オーナー醸造家のジョナサン・ペイ氏。アメリカで農学を学び、その後フランスのインポーターで働きます。ロバート・モンダヴィとともに働いたことでナパ・ヴァレーの理解を深め、「TEXTBOOK」を2004年に設立しました。現在はそのブランドを売却した上でアドバイザーを務めています。
《テイスティングノート》
オレゴンの恵みであるジロール茸(アンズ茸)の描かれたエチケット。きっと熟成することでこのきのこのような香りも出てくるのでしょう。
チェリーやバラのような繊細な香り。ブラッドオレンジのニュアンスも感じます。しなやかなタンニンとしっかり芯のある酸味を持ち、じわっと広がる旨味が余韻にまで続いていきます。
《このワインについて》
サスティナブルに非常に配慮されたワインで、「LIVE認証」で畑を管理。コルクは生分解性天然コルクです。ラベルには再生紙を用いており、490gと軽量なボトルを採用。地球にやさしいワインです。
Forager Pinot Noir Willamette Valley