《生産者について》
ブルゴーニュを脅かすピノ・ノワールの銘醸地オレゴンで最高の産地に挙げられるのが、北西部のA.V.A.ウィラメット・ヴァレー。ボーデッカーはその地において、夫婦揃ってワインメーカーをつとめ、それぞれがピノで個性の異なるキュヴェを仕込んでいます。
夫のステュワートは火山性土壌の畑を軸とし、赤系果実主体のピュアでアロマティックなスタイル。
一方のアシーナは海洋性の堆積土壌を軸とし、黒系果実主体のどっしりとしたストラクチャーのあるスタイルです。
《このワインについて》
妻のアシーナ・パーパスによるブレンドは力強さの中にエレガンスがあるスタイル。2017年VTのアルコール度数はアシーナ13.6%に対しステュワート13.4%とほとんど違いはないのに、その雰囲気は大きく違って飲み比べが面白い!
ブラックチェリーやプラム、スパイス、スモークなどの深みのある香り。低いトーンのどっしりとした味わいで、ステュワートに比べ味わいの重心が低く感じます。
Boedecker Pinot Noir Athena