《生産者について》
オレゴンでピノ・ノワールの産地として著名なのがウィラメット・ヴァレーです。しかし「ウィラメットヴァレーで一括りにするのは大きすぎる!こんなにワインの味が違うんだから、サブリージョンで考えるべきだ」そう主張し細分化の必要性を説いたのが、ケン・ライトでした。
オレゴンにて最初にシングル・ヴィンヤードでのピノ・ノワールをつくり高評価を獲得。他の生産者が続くこととなります。
その功績から、オレゴンのワイン生産者で初めてワインスペクテーター誌の表紙を飾りました。
《テイスティングノート》
開けたては割と固い印象。開いてくるまでに時間がかかるため、1,2時間前の抜栓がおすすめです。
ラズベリーやブルーベリーのようなフルーツのアロマに、杉やスミレのような複雑なニュアンスが加わります。フルーツが甘く熟した印象をほぼ感じないのがカリフォルニア産との違いでしょう。口に含めば味わいは横に広がる印象があり、ボディ感十分。「料理と一緒に」というよりは、ワイン単体で楽しむのに向いたバランスです。
Ken Wright Cellars Pinot Noir Willamette Valley