《オレゴンでも単一畑のワインを》
今でこそ単一畑からつくるピノ・ノワールは世界中で珍しくありませんが、40年前は決してそうではありませんでした。複数の畑からブドウを持ち寄って少ない種類のワインを作る方が効率的で、なおかつ安定して美味しいものをつくれるからです。
しかしブルゴーニュはそうではありません。1級畑以上は基本的に畑名表記。つまりごまかしの効かない畑の個性を出すことを大切にしているのです。そして現代、それが愛好家の心をつかんでいます。
オレゴンでピノ・ノワールの産地として著名なのがウィラメット・ヴァレーです。しかし「ウィラメットヴァレーで一括りにするのは大きすぎる!こんなにワインの味が違うんだから、サブリージョンで考えるべきだ」そう主張し細分化の必要性を説いたのが、ケン・ライトでした。
その功績から、オレゴンのワイン生産者で初めてワインスペクテーター誌の表紙を飾りました。
《シェイ・ヴィンヤードについて》
Wine Enthusiast誌において、ロマネ・コンティやト・カロンと並ぶ世界のトップ10ヴィンヤードに選ばれた畑がここ。1989年植樹のこの畑のポテンシャルにいち早く注目したのがケン・ライトでした。
《テイスティングノート》
旨みをもち、花とスパイスが中心。 ブラックチェリーとブランブル・ベリーの香りに、コーラ、バラの花びら、ミルクチョコレートの香ばしさが加わり、ジューシーでしなやかな味わいです。
Shea Vineyard Pinot Noir Ken Wright Cellars