《生産者について》
ソーコル・ブロッサーがこのオレゴンの地にブドウを植えた1971年。オレゴンにワイナリーはほとんど存在していなかったといいます。それが今ではワイナリー数900を超え、ブドウ畑も1.6万ha。世界中どこでもオレゴンワインを見かけるようになりました。
そのオレゴンワインの躍進に重要な役割を果たしてきたのがソーコル・ブロッサー。単に早く創業したというだけでなく、指導者的な役割を担ってきたのです。
創業から長いワイナリーであるためか、周りのワイナリーに比べるとすこしだけ価格が手ごろなのが魅力です。
《このワインについて》
イタリアの伝統品種を2、3種類+フランスの伝統品種を1種類。ヴィンテージによって変わる品種に、少量の「エヴォリューション・ホワイト」を加えてつくります。
北ローヌのように黒ブドウに白ブドウを混醸する例はあっても、出来上がってブレンドまでされた白ワインを加えるのは挑戦的!
ソーコル・ブロッサーはオレゴン州のパイオニアだけあって、ピノ・ノワールだけでなくこれまで様々な品種に挑戦してきたのでしょう。その経験を活かして遊び心を加えてつくり上げたのがこの「エヴォリューション」であるはず。そのチャレンジ精神がソーコル・ブロッサーを今の地位へと「進化させて」きたのでしょう。
《テイスティングノート》
チェリーやプラムのようなチャーミングでふわっと広がる果実香。明るい果実味が口いっぱいに広がります。同シリーズのピノ・ノワールと比べたときには酸味は穏やかで、余韻にかけて滑らかに消えていきます。
Sokol Blosser Evolution Big Time Red