《生産者について》
米国カリフォルニア州を代表する名門ワイナリーで、1986年に大塚製薬株式会社が取得しました。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも広がり、世界最高峰のワインを安定的に生産する醸造所として絶え間ない賞賛を浴び続けています。
リッジ・ヴィンヤーズのワイン造りのアプローチは伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培とワイン醸造の両面で極力自然なプロセスを導入することを目指しています。総帥でありリッジの象徴でもあるポール・ドレーパーは、40年以上にわたってバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも創立以来一貫してこだわっており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
リッジ・ヴィンヤーズが手掛けるワインに用いられるブドウは、カベルネ・ソーヴィニョンをはじめとするボルドー原産の黒ブドウ数種、アメリカを象徴する黒ブドウのジンファンデル、そして白ワインの女王シャルドネなどです。ワイナリーは2箇所あり、サンフランシスコの南、シリコン・ヴァレー近くのサンタ・クルーズ山脈中と、サンフランシスコの北、ジンファンデルの本場ソノマ郡に位置しています。
リッジ・ヴィンヤーズは、その卓越した品質と伝統的な手法により、世界中のワイン愛好家から高い評価を受け続けています。
《このワインについて》
2006年、伝説の「パリスの審判」テイスティングで最終勝者に輝いた偉大なワイン
[ワインアドヴォケイト 2024年4月 パーカーポイント100点]
巨大なノーズは、まるで若いモンテ・ベロの辞書のようで、インキーな黒い果実、香ばしいドライハーブ、処理されたレザー、グラスから絶え間なく広がる爽やかで風のような高揚感がある。味わいは、ノーズが持つ巨大な重厚さと威厳を引き継いでおり、力強く浸透力のある力強いタンニンに支えられた十分な中口のリッチさがある。全体を通してオークの融和が際立っており、そのエッジは力強く磨かれているというより、むしろ優しくバフ掛けされている。全体として、これは信じられないほど印象的で、複雑で多面的なワインであり、50年は熟成しても問題ないだろう。
[Matthew Luczyの試飲 飲み頃予想2030 - 2070年]
Ridge Vineyards Monte Bello