ホワイトハウスにて安倍総理にご提供
2015年に行われた日米首脳会談。
そこで提供されたカリフォルニアの白ワインを作っているのは、日本人女性でした!
2品目の料理と合わせて、フリーマンのつくる”涼風”シャルドネの2013年が提供されています。
そのワインをつくったフリーマンとはどんな生産者なのか。ご紹介いたします。
カリフォルニアでただ一人 日本人女性醸造家 マダム・アキコ
フリーマン・ヴィンヤードが2001年に設立されたきっかけは、さらに時を15年ばかり遡ります。
当時大学生だったアキコさんは、語学を学ぶためニューヨークの大学に留学。そこで現在の旦那様、ケン・フリーマン氏と運命的な出会いをします。
親の反対も押し切って結婚した二人。ともにエレガントなシャルドネとピノ・ノワールが大好き。
「いつかカリフォルニアで、飲み手を惹き込むようなワインが作りたいね」と意気投合。
300を超える畑を視察・検討した結果、ソノマ・コーストに現在の畑を購入します。
フリーマン・ヴィンヤードのスタートです。
カリフォルニアで唯一、畑を所有する日本人女性生産者として、今日もアキコ氏はワインをつくっています。
フリーマンのテロワール
フリーマンの畑があるソノマ・コースト。そこは霧に覆われた海岸から内陸へと吹き込む風にさらされ、非常に冷涼な産地。
そこでゆっくりと育つブドウは、フレッシュな酸とピュアなフレーバーを持ちます。
グロリア・エステート
ワイナリーに隣接している3.2haの畑。
アキコ氏が夫のケン氏と出会ったのは、NYのパーティーにて。
ケン氏はその日、海に出られなかったのでパーティーに出席したのですが、その原因となったのはハリケーン『グロリア』でした。
その名をとってこの畑は名付けられたのですが、この畑の元の所有者の名前も、なんの偶然か『グロリア』さんだったのです。
非常に急な斜面にある畑で、彼女がヴィンヤードマネージャーとともにここを管理するのは、簡単なことではありません。
ユーキ・エステート
ワイナリーよりもさらに太平洋に近い、標高300mにある畑。フリーマンはこの畑を2007年に購入し、甥っ子の名前を付けました。
地形は急で険しく、寒くて風の強い厳しい環境が、凝縮感のあるブドウを生みます。
粘土質ローム土壌が、ブドウに高い酸味と強い風味をもたらしています。
2つのヴィンヤードともに、有機栽培に準ずる手法で管理されています。
マダムのようにエレガントなフリーマンのワインでカンパイ!