《生産者について》
シャトー・デ・ゼサールはボルドー内陸の「ベルジュラック」地区で造る優良生産者です。ありきたりな品質でもネームバリューである程度売れてしまうボルドーとは違い、ベルジュラックで高品質なワインを造っただけではボルドーには勝てないことを自覚し、「高品質」かつ「リーズナブル」に造ることを徹底しています。様々な試行・実験を繰り返し「良いブドウができる工夫や誰もやっていない品種の栽培ノウハウ」を多数備えているので、彼らを真似するベルジュラック生産者は多いです。
《このワインについて》
メルローにカベルネ・フランを混ぜた、いわゆるボルドー右岸スタイルの赤ワイン。生産者であるパスカルのラインナップで最も手頃なワインですが、同価格帯のボルドーワインでライバルを探すことは容易ではないでしょう。若い頃に、シュヴァルブランで食べたメルローの味に圧倒された彼は、返ってきて自分の畑のブドウを食べたところ、その差にさらに愕然としました。彼のメルローへの並々ならぬこだわりはこの衝撃から来ており、その高すぎるともいえる目標を常に目指しています。
《テイスティングノート》
フルーティでカシスや黒い果実を思わせる魅力的で濃縮した風味、甘さをほとんど感じずに口の中をぐっと締めるタンニンがあり、心地よい広がりを感じます。後味もとても良いワインです。
Chateau des Eyssards Rouge