《生産者について》
サン・ミケーレ・アッピアーノはアルト・アディジェを代表する協同組合です。
この地方では伝統的に、1軒の農家が所有する畑が小さいそうです。広くて2-3haほどで、1ha以下というケースも多いのだとか。単独ではワイナリーとして成り立たないので、だからこそ協同組合という仕組みが重要です。
アッピアーノは350軒の農家が加盟しており、その総面積は380haとなかなかの規模です。協同組合はスケールメリットにより手頃なワインをつくりやすいのですが、品質を保てるかが問題になりがちです。アッピアーノでは"La qualita' non conosce compromessi"(直訳:品質は妥協を知らない)というモットーのもと、しっかりと栽培方法を指導。最高品質のブドウには2倍以上の金額を支払うことで、卓越した品質を支えているそうです。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランとして、他の地域にもありそうでないスタイル。サン・ミケーレ・アッピアーノの中でも特に評価の高いワインの一つがこちらです。
醸造はステンレスタンクを中心に、20%だけ大樽やトノーを使用。樽の風味はわずかですので、ボルドー・ブランやナパ・ヴァレーのスタイルとも全く別物です。ロワールと比べるならばブドウの熟度が高く、適度なふくよかさがあり一口目からの表現力に富んでいます。
桃や洋ナシ、グレープフルーツ、ほのかにハチミツのような香り。果実味はしっかりと密度があり、少しオイリーな口当たり。酸とミネラルはしっかり味わいの骨格を形成していて、力強い余韻が続きます。
Sanct Valentin Sauvignon San Michele Appiano