《生産者について》
ドメーヌ・コルボワがあるのは、「シトリー・ル・フォール」という村。ワインエキスパートなどの知識をもった方でも、どこにあるのかわからないでしょう。シャブリから南西12kmほどにある人口300人ほどの小さな村で、ブドウ畑も決して多くありません。「へき地」と言っては失礼でしょうが、マイナーな村であるからこそのコストパフォーマンスでしょう。
ドメーヌはシャブリとあわせて20haの畑を所有しており、シャルドネ、ピノ・ノワール、アリゴテとバランスよく栽培しています。環境保全にも積極的で、HVE認証のレベル3を取得しています。
《このワインについて》
ここ5年ほどで、日本に流通する「ブルゴーニュ・アリゴテ」は非常に増加したように感じます。
その理由の一つはワイン価格の高騰でしょう。「ブルゴーニュ・シャルドネ」の値段が上がったので、もっと安く楽しめるからと、これまでは仕入れていなかったアリゴテも輸入するようになったのでしょう。
もう一つは純粋にアリゴテの品質が上がっているから。酸味がシャープで好き嫌いが分かれる味わいだったものが、気候変動の影響でよく熟すようになり、バランスの良いものが増えているのです。
なかなかボリューミーな味わいのアリゴテも増える中で、このコルボワがつくるものは、一昔前のスタイルと言えるでしょう。アルコール度数が低く、酸味がシャープで軽やか。飲み応えよりも繊細な口当たりと引き締まったミネラルを楽しむべきワインです。
レモンやライムのような柑橘系のフルーツに白い花の洗練された香り。スマートな果実感でキュっとしまる酸味を感じ、ミネラリーな余韻は非常にフレッシュです。
Bourgogne Aligote Domaine Colbois Vieilles Vignes