《生産者について》
大分県竹田市。久住連山がつくる標高850mの高原に、2006年にオープンした久住ワイナリーがあります。
その標高の高さゆえに畑は冷涼で、九州の他の畑と比較して収穫は数週間から1か月遅くなるそうです。そのため台風の被害にあうリスクが高く栽培は困難ですが、収穫期の昼夜の寒暖差が20℃以上になることもあり、素晴らしいブドウができるといいます。
特に近年はその名前をよく目にします。2018年に前任者の退職にともなって、支配人の土持浩嗣さんが醸造長に就任。最初は手探り状態だったそうですが、「日本一を取る」という高い目標に向かって試行錯誤。様々なコンクールで多くの賞を受賞するようになり、日本ワイナリーアワード2025では4つ星生産者に認定されました。
《このワインについて》
このワインは自社農園のションベルガーが主体。1970年代にドイツで開発された品種で、ピノ・ノワールとピロヴァーノ1(シャスラ×マスカット・ハンブルグ)の交配です。早熟で糖度が上がりやすいので、ドイツ、イギリス、カナダ、そして北海道で少量栽培されています。
マスカット系の遺伝子が入っているためか、ゲヴュルツトラミネールを連想させるようなアロマティックさが特徴。ライチやバラのような香りが豊かに立ち上ります。
きっとブレンドされているシャルドネは酸の材料なのでしょう。「The Sun」の名前を冠するとおり、キレのある酸味が余韻を引き締める白ワインです。
Kuju Winery Blanc The Sun