《生産者について》
キンタ・ド・ロケスはポルトガルワインの銘醸地ダンの中心部にあります。
前当主のマニエル・ロペス・ド・オリビエラ氏の代で、このワイナリーは特に躍進しました。彼はブドウ品種を高級ワインをつくれるものに植え替えていくとともに、近代的な醸造技術を取り入れました。
当時はこの地の白ワインにおいて、エンクルザードを40%以上使うとともに、他の品種を使うことが義務付けられていました。しかし彼は1992年、あえてエンクルザード100%のフレンチオーク樽発酵ワインをつくり、それが各地で評価されました。ダン協会もこのワインを認めざるを得なくなり、規定が変わったのです。
ブレンドが基本であるポルトガルにおいて、キンタ・ド・ロケスは単一品種のワインをいくつも生み出し、高い評価を得ていきました。しかしポルトガルの土着品種を大事にする姿勢は変わらず、国際品種を導入しないのは、伝統への敬意ゆえでしょう。
《このワインについて》
「ダン ホワイト」の名の通り、ダン地区の基本となるような白ワイン。柑橘系の風味とフレッシュで高い酸味を持つエンクルザードを中心としたブレンド。
レモンやライムのようなシトラス系の香り。キレのいいミネラル感と酸味が心地よく、料理の余韻を引き締めてくれます。見慣れないブドウ品種ばかりなので警戒するかもしれませんが、スッキリ系白ワインとして違和感なく楽しめるでしょう。
Quinta dos Roques Dao White