《生産者について》
山梨県には日本で最も多くのワイナリーがありますが、セブンシダーズ・ワイナリーには特徴があります。甲府盆地ではなく、そこから山を挟んで南側、河口湖の東側地域にあるのです。
かつてこの地区は、標高850mと高いことによる冷涼さと山間の変わりやすい天候ゆえ、果物の栽培には不向きとされてきました。しかし昨今の温暖化により、冬の最低気温が-10℃を下回ることも稀になり、ブドウ栽培も可能になったのです。
ワイン造りは、「風土の表現」「葡萄の表現」「栽培者・造り手の表現」を志すもの。
それを目指すセブンシダーズ・ワイナリーでは、自社畑のブドウだけでなく、地域の栽培農家からのブドウも用います。山梨大学で発酵生産学を学んだ鷹野ひろ子氏が栽培・醸造の責任者をつとめ、「大人の休日の楽しみ方を提供するワイナリーに」をモットーに洗練されたワインをつくります。
《このワインについて》
これまで購入したブドウからワインをつくりつつ、大切に育ててきた自社畑のブドウが、ようやくいくらか収穫可能になりました。この「REIKAKU」は2025年が2回目のヴィンテージです。これは自社畑につけた名前で、河口浅間神社に祀られている7本の千年杉の3番目「齢鶴」からとりました。
洋ナシやマンゴー、パイナップルのような華やかな香り。奥からミントのようなハーブ感も感じられます。程よい凝縮感の果実味としっかりとした酸味。余韻にまで旨味感が続きます。
甲府盆地とは一味違った、河口湖岸のテロワールを表すワインとして、樹齢が上がればますます美味しくなるでしょう。これからが楽しみです。
Seven Cedars Winery Reikaku Blanc