《生産者について》
サン・ミケーレ・アッピアーノはアルト・アディジェを代表する協同組合です。
この地方では伝統的に、1軒の農家が所有する畑が小さいそうです。広くて2-3haほどで、1ha以下というケースも多いのだとか。単独ではワイナリーとして成り立たないからこそ、協同組合という仕組みが重要です。
アッピアーノは350軒の農家が加盟しており、その総面積は380haとなかなかの規模です。協同組合はスケールメリットにより手頃なワインをつくりやすいのですが、品質を保てるかが問題になりがちです。アッピアーノでは"La qualita' non conosce compromessi"(直訳:品質は妥協を知らない)というモットーのもと、しっかりと栽培方法を指導。最高品質のブドウには2倍以上の金額を支払うことで、卓越した品質を支えているそうです。
《このワインについて》
ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン)という品種は、特に際立つ品種特性を持たないブドウです。イメージとしては控えめなシャルドネ。リンゴや柑橘、白い花のような香りを持ちますが、そう明確なものではありません。柔らかい印象の果実味とやや高い酸味に、全体を引き締めるほのかな苦みを感じます。
個性に乏しい無難な白ワインという、文字にするとあまり魅力が伝わりにくいもの。でも飲んでみるとその印象は決して悪くなく心地よいもの。あくまで飲み手次第ではありますが、「飲みやすくて万能」と感じられるかもしれません。
Pinot Bianco Alto Adige St Michele Appiano