《生産者について》
NIKI Hills Wineryは、広告会社であるDACが北海道仁木町で展開するワイナリー。2014年に設立され、2015年が初ヴィンテージのまだ若いワイナリーです。
高齢化が進み、準限界集落である仁木町。耕作放棄地も増えるなかで、ワインでこの地を再生しようと33haの土地を取得。畑と醸造所だけでなく、レストランや宿泊施設を構え、観光客を誘致して地域を活性化することを目指しています。
もちろん単なる村おこしではありません。仁木町に隣接する余市町は、ドメーヌ・タカヒコやキャメルファーム・ワイナリーのある、高品質なブドウが育つ土地。仁木町もまた水はけが良い土壌で昼夜の寒暖差が大きく、ポテンシャルがあったのです。
醸造責任者は太田麻美子氏。ニュージーランドの「プリリ・ヒルズ」や、シャンパーニュの「ジャック・セロス」で研修経験を持つ醸造家です。
フラッグシップとなるワインは、ケルナーを使用した「HATSUYUKI(はつゆき)」。洗練された上品なエチケットのとおり、濃厚さとは無縁の繊細な味わいが特徴です。
《このワインについて》
余市町の安藝農園さんと廣瀬農園さんの樹齢約40年のバッカスからつくります。バッカス(バッフス)はドイツで開発された交配品種で、ジルヴァーナーとリースリングの掛け合わせ。マスカットやハーブのような華やかな香りが特徴です。
寒冷地である北海道では、ブドウ栽培の黎明期、多くのドイツ品種が導入されました。バッカスもその一つであり、歴史の浅いNIKI Hills Wineryが樹齢40年のブドウからワインをつくれるのは、ひとえに北海道のワイン造りの歴史によるものです。
リンゴやアカシアなどの甘く華やかな香り。発酵を止めて糖分を残した半辛口の仕上げで、爽やかな酸味と甘みが心地よいワインです。余韻にはほのかな塩味と苦みを感じ、上品な印象にまとまっています。
Niki Hills Winery Neiro