《カベルネ・ブランとは》
決して「カベルネ・フラン」のタイプミスではありません。カベルネ・ブランはカベルネ・ソーヴィニヨンとレゲントの交配でつくられた、「PIWI品種」と呼ばれるカビ耐性品種の一つです。
ワイン用ブドウとして高貴な風味を持つヴィティス・ヴィニフェラ種に、病気耐性の高い他の種を交配。病気になりにくいため、農薬の使用を減らしてコストダウンや環境保全につながると、近年注目を集めています。
一方で風味の点では、現状ヴィニフェラ種に劣ると考えられています。種を超えた交配のためか、どこか野性的な好ましくない香りを持つものが多いのです。これは今後の技術革新で解決していくかもしれませんが、現状では素直に美味しいと思えるものは多くありません。
しかしそれがデザートワインになったなら、品種特性はあまり強く感じません。濃密な甘い香りと味があるからです。このワインも茶葉のような不思議な香りにアプリコットのような甘いフルーツのアロマ。アイスワインとしては比較的酸味穏やかで、余韻にほのかな苦み。
それでいてアイスワインとしては比較的手ごろな値段なので大歓迎です。デザートワインは、PIWI品種を抵抗なく受け入れてもらう、最適な形なのかもしれません。
Cabernet Blanc Eiswein