《生産者について》
丸藤葡萄酒は1882年に醸造開始し1890年に酒造免許を取得したという、山梨でも有数の歴史を誇るワイナリー。
ワインのブランド名である「ルバイヤート」は「四行詩集」を意味するそうで、昭和29年に英文学者の日夏耿之介氏が名付けました。
1980年代という早い時期から、ヨーロッパに倣った垣根式の栽培を取り入れたことでも知られます。ただ、その手法に固執することはなく、日本の風土にあわせて品種ごとに仕立てを変えています。
日本で数少ない女性醸造家である安蔵正子氏は、ボルドーで醸造を学んで帰国。ボルドー的な力強さを求めるのではなく、日本の美味しさを表現し「飲んでいるうちに気づけばなくなっているような」ワインを目指していると言います。
《このワインについて》
「シュール・リー」とはフランス語で「澱(おり)の上」の意味。発酵時に沈殿する酵母の死骸である澱。通常は澱を除いた上澄みを別のタンクに移して熟成させるところ、あえて澱引きせずに熟成させます。アミノ酸の塊である澱が分解され、ワインに戻っていくことでうま味や風味を増すのを狙ってのことです。
白ワインの醸造技術として一般的ですが、もともとの口当たりが軽い甲州においては、シュール・リーの有無で大きく風味が変わるため、こうして表記されます。
柑橘や白い花などの繊細な香り。軽快ながらも適度な旨味感のある口当たりで、キレのいい酸味で終わります。
Rubaiyat Koshu Sur Lie Marufuji Winery