《このワインについて》
ステンレスタンク発酵・熟成でつくられるこのワイン。「ドイツの土着品種としてのグラウブルグンダー(ピノ・グリの別名)らしい、典型的なスタイルだ」と判断されているのでしょうか。ドイツワインケナーのブラインドテイスティング試験によく見かけます。
確かにピノ・グリとは雰囲気が違います。
アルザスなどのピノ・グリといえば、豊かな果実感とオイリーな口当たりが魅力。酸味が低めで力強い味わいが特徴です。
それに対してこのワインは、風味の凝縮感や力強さはあれど、ドイツらしい溌溂とした酸味を持つので、コクのある質感はありません。むしろ軽やかでキュっとしまる感じがあります。
ピノ・グリというブドウについて新たな発見があると同時に混乱する。そのうえでフードフレンドリーないいワインです。
リンゴや洋ナシ、花の蜜のような豊かなアロマ。タイトな果実味とフレッシュな酸味が食事を助けてくれそうです。
《生産者について》
バーデンの地、ブルクハイムにて1756年から続く家族経営のワイナリー、ベルヒャー。27haの畑でブルゴーニュ品種を中心に栽培しています。クラスによってオーク樽を使うこともありますが、ワインに樽香は控えめ。最近流行りのブルゴーニュスタイルではなく、クラシックなドイツワインらしい味わいを目指しているようです。
その品質の高さから、VDP(ドイツ高級ワイン生産者協会)に加入しています。
Bercher Grauburgunder Trocken