《生産者について》
南アフリカにおいてピノ・ノワールの栽培面積は、わずか1.4%程度。しかし「美味しいピノ・ノワールの産地といえば?」で南アフリカを挙げる人は、近年急速に増えています。
その立役者と言える人物が、このワイナリー創設者であるピーター・フィンレイソン氏です。
緯度が低く総じて温暖な南アフリカで、冷涼産地に向いたピノ・ノワールを栽培するには、畑を選ぶ必要があります。銘醸地として最も名前が挙がる、ヘメル・アン・アード地区。そのパイオニアであるのが「ハミルトン・ラッセル」というワイナリーです。その初代ワインメーカーがピーター氏なのです。
1989年にあるコンテストで賞を獲得し、副賞としてブルゴーニュに招待されました。そこで「ブシャール・エネ・エ・フィス」のブシャール氏と出会い、その縁で共同ワイナリーを設立する運びとなりました。
この地区の人気ワイナリー「クリスタルム」を運営するのは、彼の息子であるピーター・アラン・フィンレイソン氏です。
《このワインについて》
ワイナリーから80kmほど内陸に入った「エランズクルーフ」という地区の契約農家からブドウを購入し、このワインがつくられます。名前の通りバリック熟成は行わず、醸造はステンレスタンクのみ。マロラクティック発酵もブロックするため、フレッシュでシャープな味わいが魅力です。
《テイスティングノート》
洋ナシやレモンピールのようなフルーツに、白い花のような繊細なアロマ。キレのいい酸味が主体のワインながら、しっかり果実味の凝縮感があり、さすがのバランス感です。
Sans Barrique Chardonnay Bouchard Finlayson