《生産者について》
フランクランド・エステートは1988年設立。西オーストラリア州の中では老舗といえる一つです。
もともとフランクランド・リヴァーに広大な土地を所有し、羊毛業を営んでいたバリー・スミス氏とジュディ・カラム氏。それ以来家族経営で冷涼気候を活かしたワインづくりに取り組んでいます。
フランクランド・リヴァーは西オーストラリアでも特に冷涼な気候。夏には南の海から冷たく湿った空気が流れ込み、畑の気温を下げるからです。その冷涼気候に注目し、設立時からリースリングの栽培と、オーストラリア産リースリングの普及・啓蒙に力を入れてきました。
《このワインについて》
アイソレーション・リッジ・ヴィンヤードは設立時に開墾した畑。鉄鉱石を多く含む砂利とロームが混ざった表土と、粘土質の下層土からなります。
オーストラリア産リースリングとしては、クレア・ヴァレー産が有名です。特にグロセットが有名で、早摘みによってアルコール度数が抑えられた、繊細でシャープなスタイルの傾向です。
それに対してこのリースリングは、フルーツの熟度がもっと高く骨太。ライムやトロピカルフルーツの豊かな香り。わずかに残糖があるため親しみやすさがあり、酸味の高さが目立ちません。アルザスの高級リースリングのように適度なボリューム感があり、酸味好きでなくても納得できる高級感です。
このワインの2022VTがジェームズ・サックリングで98点を獲得。辛口リースリングの頂点とも言える、価格は数分の1にもかかわらず、トリンバックの「クロ・サン・トゥーヌ」と同点でした。
Isolation Ridge Vineyard Riesling Frankland Estate